「ウンプテンプ菓子工房株式会社」とは

 
「日本の伝統と心を、甘さにのせて届けたい。」
たくさんの想いが詰まったお菓子づくりについて、ウンプテンプ菓子工房株式会社 代表取締役 甲斐宣亨さんにお聞きしました。

聞き手 KISS FACTORY
杉田一成
 
 
甲斐代表1

聞き手: 今日はお時間をいただきありがとうございます。まずは、会社設立の経緯について教えてください。
代表取締役: 「ウンプテンプ菓子工房株式会社は、和菓子の伝統を守りつつ、現代のライフスタイルに合わせた新しい和菓子を提供するために設立しました。和菓子が持つ奥深い魅力を広め、多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、2016年にこの会社を立ち上げました。」
聞き手: なるほど、和菓子の伝統と現代の融合を目指して設立されたのですね。では、御社のビジョンやミッションについてお聞かせいただけますか?

代表取締役 : 「私たちのビジョンは、『和菓子の美味しさを通じて人々の心に豊かさと喜びを提供すること』です。ミッションは、『伝統を尊重しつつ、革新的な和菓子を創造し続けること』です。藤音庵では『和ごころ餡こころ』というコンセプトを掲げ、あんこの美味しさにこだわっています。あんこは和菓子に欠かせない材料の一つであって、和の文化や伝統的な味わいと深く関わっています。あんこの甘さは日本人にとって優しい味わいと感じられることがあります。和の文化においても優しさや思いやりという価値観が大切視されていますよね?そんな和の文化やこころを大切にしていきたいと思っています。」

聞き手: 素晴らしいビジョンとミッションですね。特にあんこにこだわっているとのことですが、それを通じて社会のどういう問題を解決したいとお考えですか?
代表取締役: 「和菓子離れが進んでいる現代において、和菓子の魅力を再発見してもらうことが重要です。特に、敷居が高いと思われがちな和菓子を、もっと身近に感じてもらうことが課題だと考えています。」
聞き手: 確かに、和菓子には高級なイメージがありますね。その問題を解決するために、具体的にどのような取り組みを行っていますか?
代表取締役: 「私たちは、和菓子をもっと手軽に楽しんでもらえるように、自社直営店舗や百貨店だけでなく、道の駅やスーパーなどの身近な場所でも本格的な和菓子を販売しています。『藤音庵』ブランドとは別に、より身近に和菓子を楽しんでもらうための『吉備の国 ひなた家』ブランドを立ち上げたのはそういった理由です。また、SNSやオンラインマーケティングを活用し、若い世代にも和菓子の魅力を伝える取り組みを進めています。」
聞き手: 和菓子をもっと身近にするための工夫が多いのですね。では、お客様や社会に対してどのような価値を提供したいと考えていますか?
代表取締役: 「私たちは、お客様に対して、お召し上がりになられた時に感動するような和菓子を提供し、『和菓子って美味しい』を再発見していただきたいと考えています。また、和菓子文化の継承と発展に貢献し、地域社会とのつながりを深める活動を通じて、より豊かな社会を実現したいと考えています。」

聞き手:  和菓子の美味しさと文化を広めることに重きを置いているのですね。それに伴う、今後の目標や展望についても教えてください。
代表取締役: 「今後の目標は、こだわって作った美味しい和菓子を地元以外の市場でも広めることです。特に、もっと身近な場所で和菓子を手に取ってもらえるよう、販売チャネルを拡大していきたいと考えています。また、あんこの美味しさにこだわった新商品開発にも力を入れ、さらに多くのお客様に和菓子の魅力を伝えたいと考えています。」
聞き手: ありがとうございました。それでは最後になりますが、社員の方に向けてメッセージがありましたらお願いします。
代表取締役: 「私たちの成功は、社員一人ひとりの努力と情熱によるものです。全ての社員が自分の役割を誇りに思い、共に成長していける環境を作っていきたいと思っています。これからも『和ごころ餡こころ』の精神を大切にしながら、一緒に和菓子文化を未来に繋げていきましょう。」
 

ウンプテンプ菓子工房株式会社 代表取締役
甲斐宣亨